(2) 婆池 :川口

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川口諏訪神社境内脇にあった池にまつる伝説です。

『蛇になった婆(ばば)』

昔、いじわるな嫁いびりのお婆がお寺参りに行きました。

お婆が出かけた後、嫁が味噌を出そうと蔵の中に入ると、味噌たるの上に大きな大蛇がとぐろをまいていました。びっくりした嫁は、すぐさま家に戻り、火ばしを真っ赤に焼いて、蛇の額に押し当てました。するとその時、お寺でお坊さんのお説教を聞いていたいじわるお婆が「ギャー」と、ひたいを押さえて倒れました。

驚いた周りの人々が助け起してみると、額に焼け火ばしを押し当てたようなやけどの痕がありました。

お婆は、嫁に大事な味噌を勝手に使わせたくない一心で、そのいじわるな魂が蛇になっていたのでした。お婆は恥ずかしさのあまり、ここにあった池に身を投げ、大蛇になって池の底に姿をかくしてしまいました。

それ以来、村人はこの池を婆池と呼ぶようになった。

 

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この池も神社に隣接することから、昭和43年(1968年)頃に埋立てられ、境内広場として町内行事等に利用されている。

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