(29) 松岡翁開拓功績碑 :長割

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慶応3年(1867年)12月、川口の旧家松岡九之助の長男として生まれた松岡酒造三郎は、明治30年代(1898年)から大正初期(1912年)にかけて旧荻川村長や収入役を歴任し、また、郷地の治水開墾事業に心血を注いだ。ことに長割地区は低湿地地帯で米の収穫は皆無であったが、信濃川の治水と新津郷の美田造成のために、大河津分水の実現に向け、私財を擲ち尽くされた酒造三郎の尽力によってこの地は美田に生まれ変わった。

昭和4年(1929年)に長割地区の住人が中心となり、長割稲荷堂の側に感謝の彰徳碑を建立した。地域の振興に生涯をささげた松岡酒造三郎は碑建立の翌年昭和5年1月にその生涯を閉じた。享年62歳であった。

後年、地区民は翁の分骨を請い、碑の下に懇ろに埋葬した。この碑は松岡翁の彰徳碑であり、墓石でもある。

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