(26) 六地蔵 :覚路津

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覚路津八幡宮の参道脇に大切にお祀りされています。社の入り口には「南無六道能化地蔵願王菩薩」と書かれてあります。

覚路津の旧名主「湯田」家にてお聞きしたお話を紹介します。

旧宅地内に何時の頃からか点在していたようです。五代目当主の時、宝暦3年(1753年)に火災により家屋が焼失し、現在の地に新しく居を構え直されました。六地蔵は旧屋敷跡にそのまま残されたようです。その後、十一代当主の時代にお地蔵様を川にお流しすることになり、信濃川の河原に移されました。そうしたところ部落の女性の夢にお地蔵さまが現れ、「此の地を去り、他の地へ托鉢に行く」と言われたので大変に驚き、今後は丁寧にお祀りするので此の地に留まって欲しいとお願いをして現在の八幡宮の境内に移され懇ろにお祀りされた。と言い伝えられている。

その夢での約束通り、地蔵講中の方々が日々のお勤めを行い、平成22年(2010年)までは春秋の年2回、田上の東龍寺の御坊にお越し頂き法要をされていました。その後講中は解散され、現在は湯田家をはじめ有志の皆さんにより、今まで通り春秋に法要が行われ、また管理運営は自治会、老人クラブ等でなされているとのことです。

 

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